「Dental IQ Development Association」(DIDA)は、皆さんへ 歯科に関する知識を提供し、歯に関する様々な 興味を持ってもらうことを目的として、2001年に任意団体として 設立されました。
設立後は、幼稚園などの教育現場において、園児たちや ご両親、先生方への歯科教育活動等を行っています。 2007年には、特定非営利活動法人(NPO法人)の設立のため、 準備会が発足されました。 これは、私達が人々への歯科教育を行っていくことで、皆さんの QOL=Quality Of Life(生活の質)を向上させ、医療や福祉の 充実をさらに図る必要性があると感じたことから設立の 運びとなりました。
そして準備期間を経た2008年6月6日にNPO法人DIDAとして 東京都に認可されました。
DIDAの活動は広く一般市民の方を対象としたものを基本としています。
定期的な歯科検診を推奨し、歯科教育を充実させることはもちろんのこと、一般の方が関心を持てるような情報を提供することも 私達の活動目的の一つです。 また、日本国内や諸外国で歯科医が不足している地域の 歯科教育や医療活動を積極的に行っています。
そのような活動で、子供から高齢者まで幅広くDental IQ (歯科に関する知識、意識)を向上させ、 主に虫歯や歯周病の予防に対する意識を高く持つよう啓発することで、 世界の人々の健康の維持・増進への手助けを行っています。
私達のNPO=特定非営利活動とは次のような活動を指します。
DIDAの事業内容は以下の通りです。
「Dental IQ Development Association」(DIDA)は、 歯科医師及び歯科衛生士で構成されたスタッフが、 人々への歯や口腔内に関する健康教育を目的として活動しています。
DIDAは、「歯に関する教育指導だけではなく、 人々が自らの口腔内の健康に意識や興味を高く持ち、 実際に行動に移す人を増やしていきたい」という想いを スタッフ全員が持ち、活動を行っています。
「歯が痛い...」そんな時って、何をしても楽しくないですよね。 「歯を無くしてしまった...」上手く笑うことが出来なくなったり、 美味しい食事を楽しむことができなくなってしまいます。
私達は、もっと人々が自分の歯や口の中に興味を持って意識的に 行動していれば、辛い治療を受けずに済むのに...、という 歯がゆい気持ちを長い間抱いていました。
やがて、
「現在の歯科医療に足りないものは何か?」
「歯科医である我々にできることは何だろう?」
「もっと歯や口の中に興味を持ってもらうにはどうしたらいいのだろう?」
ということを考え始めました。
そして、子供でも興味を持てるような「楽しい歯科教育」を 一般の人々に広める必要があると考え、DIDAの設立を 決意しました。
皆さん、デンタルIQという言葉を聞いたことがありますか?これは、歯や口の中の健康に対しての知識だけでなく、どれだけ歯に関しての興味を持っているかという意識の高さを図るものです。
つまりデンタルIQが高い人というのは、口の中に高い興味を持ち、 意識的に虫歯・歯周病予防などの健康増進に取り組んでいる人のことを 指しているのです。
ライフスキル教育の定義は、
"Life skills are abilities for adapive and positive behavior, that enable us to deal effectively with the demands and challenges of everyday life."
(※Botvin,GJ;Life skills Training. Princeton Health Press,Inc(Princeton)1996より)
という言葉で表現されています。 これは、"社会の中で直面する様々な問題や困難に対して効果的に対応し、 成功を収めるのに必要とされる心理社会的能力" と意味付けられています。
こうした基本的な心理社会能力(ライフスキル)を持つことで、 人生の様々な場面において直面する問題をよりよく解決することができ、 充実した人生を送ることが可能になると考えられているのが、 ライフスキル教育というものです。 この教育方法は欧米で禁煙教育に用いられ高い成果を得た事から、 世界中の教育現場において応用されています。
DIDAはWHO(世界保健機構)が提唱するライフスキル教育の概念を 歯科に応用し、歯や口の中の健康教育を行っています。